幸せの契約
「しーっ!
声がデカイよ!!」


隣の部屋には犬居さんが待機してるはず



「すみません…。
でも、鈴様が合コンなんて。犬居さんは知ってるんですか?」



私は首を横に振る


「…やっぱり言わないとダメかな?」


そぅ


ずっとこれも考えていた

犬居さんに何て言うか…


彼は私の執事な訳だし
私のスケジュールは全部把握してるはず…


犬居さんに内緒で合コンに参加できるかなぁ?



「犬居さんは鈴様を見守るのが仕事ですし…
犬居さんに秘密に合コンに参加するのは…無理かと思いますが…?」



「由香ちゃんもそう思うよねぇ…。
よしっ!」



私は犬居さん専用のベルを押した
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