幸せの契約
「……!!」



そこには
お母さんとお父さんが写った写真が納められていた



「矢倉商事の息子の話を聞きました…。本当はまだ渡すつもりは無かったんだが、また同じ様なことが起きては困ると思ってね。」



「知ってたんですか?
私の両親を…!?」



「ええ…。
純一は私の親友だった。」


お父さんが蔵之助さんと親友だった?!


鼓動が早くなるのが分かった
パチパチと暖炉が熱を灯すなか

蔵之助さんがゆっくりと昔話を話し出す

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