幸せの契約
どうしよう…



そんなパーティ行っていいのかな?


だって

犬居さんと過ごす最後の夜なのに…




決めかねている私に犬居さんが背中を押した



「鈴様、参加いたしましょう。私と二人でここにいても楽しくありません。

萩乃宮財閥の全社員が一同に介するパーティならば、鈴様のお顔と存在を衆知していただく、絶好の機会になりますよ。」




どうしてそんな事をいうの?



さっき伝えた私の気持ちは

犬居さんにはなんでもないことなの?



もし


もし、そうだとしたら…


犬居さんの答えは…



















“NO”…―だ

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