幸せの契約
私はソファに崩れ落ちた


優しくソファの弾力が私を包む



「はぁ…。私…これからどうなっちゃうんだろう。」


先の事を考えると
身体がすくんだ



“あなたはもっと幸せになるべきだ!”


蔵之助さんの言葉



「幸せ…ね。」


何不自由なく
好きなことだけして暮らせるのが…幸せなのかな




そして

私はテーブルに置かれた、蔵之助さんとの契約書にサインした



幸せ


って何なんだろう…―?




そんな事を考えながら
私はホットミルクを待つこと無く眠りについた
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