幸せの契約
「いえ…別に。」


私は用意された朝食に手をつける



どれも
これも美味しい


「美味しい…。」


素直に気持ちが言葉に出た

「それはようございました。お気に召していただけて光栄です。」


犬居さんが恭しく頭を下げた


この人…私より歳上かな?
下には見えないし


切れ長の目に無駄の無い体つき

燕尾服をこれ以上無いくらいに着こなす


凄いなぁ…

執事喫茶みたいだ…
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