幸せの契約

Friend

大学初日


田中さんが選んでくれた洋服を着た


「鈴様。
お時間です。」


犬居さんが部屋に迎えに来る

「はい。」


私は階段を降りていくと
玄関に田中さんと番場さんの姿


「みなさん、どうしたんですか?」


驚く私に番場さんが言う


「主人を見送るのが使用人の務めだからな。」


なんだか心が暖かくなった


「いってきます!」



「「行ってらっしゃいませ。
マイロード!」」


暖かな声に見送られるのは
すっごく
気持ち良い
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