死神と自殺志願少女
「なんかよくわからないけど

飛び降りる気だったんならやめた方がいいよ?

落ちるまでの恐怖感とか半端ないし」


死神はフェンスに手をかけ、

軽々とそのフェンスを飛び越え、

私の方を一度だけ見て、

にやりと笑い


そして──








空へ舞った
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