春-15歳のココロ-
「俺が普通で、舞がちっちゃいの!

見下されるのが嫌だったら

もっと牛乳飲め!!」

「...嫌じゃ...ないよ...。」

「え...??」

「...ごめんっ、ちょっと

時間かりていい??

みんな、玲太、ちょっと借りるね!」

そう言って私は、玲太の腕をひっぱり

公園のそとへ走った。

「...おい!!舞!!

なんだよ、いきなり!

腕痛い!折れる!

この怪力女!!」

その言葉に玲太の腕を無意識に

つかんでいた私は

びっくりして手を離し、

立ち止まって、振り向いて

玲太の方を向いて、言った。

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