【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
「金がねえなら、おまえの体で払ってくれてもいいんだぜ」


太一のその言葉に、あたしは言葉を失った。


「これまで食わせてやったんだから、それくらい安いもんだろ?」


「変なこと言わないでよ・・・!」


あたしはやっとのことでそう言った。


体が震え出す・・・。



「おまえ、おれに惚れてるんだろ?」


太一が耳元でささやいた。


「おれ、ずっと前から気づいてたぜ。だったら、やらせろよ」



太一にぐいっと肩をつかまれ、あたしは悲鳴を上げた。


けれどもすぐに口をふさがれ、あたしは声を出すこともできなくなった。


体だけが、ガタガタ震えている。




あたしは、太一のことが好きだった。


それは紛れもない事実。


でもあたしが好きだったのは、いつも優しい太一だった。


こんなに醜くて、野蛮な男なんかじゃない。



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