【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
奈緒子さんが起きたとき、あたしは奈緒子さんに正直にヒカルを泊めたことを話した。


ここは奈緒子さんの住まいなのだし、隠し事はしたくなかったから。


奈緒子さんはあたしが無断でヒカルを泊めたことを、特には気にしていないようだった。


むしろこう言った。



「正直に話してくれて、ありがとう。

嘘をついても分からなければいいって言う子もいるけど、わたしはそういう子は嫌い。

だから美輝は信用できるってことよ」


「はい」


あたしは信用できると言われたことが、何だかちょっぴり嬉しかった。


「じゃあ、あたしが仕事で大忙しのときに、あんたたちはラブラブだったってわけね」


奈緒子さんはコーヒーを飲みながら言った。


「えっ?いえ、そういうわけじゃ・・・」


あたしは慌てて首を振った。

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