【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
「美輝がおれの家族に渡すほど、金持ってるなんておかしいじゃないか!」


ヒカルは強い口調で言った。


「あたしが貯めたお金だよ」


あたしは言い訳のように言った。


「あたしが働いて貯めたお金なの。ほら、パン屋で・・・」


「パン屋でバイトしただけで、こんなに金が手に入るわけないだろ!まさか・・・援交したのか・・・?」


「違うよ・・・」


あたしはとっさに嘘をついた。


「そのお金は、奈緒子さんから借りたの」


「嘘をつくな!おれは嘘をつくやつが、一番嫌いなんだ。本当のことを言えよ!」


あたしはこんなに怒っているヒカルの顔を、これまで一度も見たことがなかった・・・。

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