【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
ただ一言、会って話がしたいとだけ言われた。


あたしはヒカルが会う場所として選んだ、公園の桜並木に向かった。


夏から秋のはじめにかけて、あたしたちはよくここで仲良くお弁当を食べたんだっけ・・・。


そんなことを思いながら、あたしは遠くに見える目的地へと進んでいく。


桜並木のうちの一本、


特に大きな桜の木の下で、ヒカルが待っていた。


冬の桜の木々には、葉は一枚も残っていない。


すべて散ってしまったのだ。


この日は、クリスマスイブの5日前だった・・・。


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