【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
ヒカルは言い終わると、あたしに背を向けて、歩き出そうとした。

あたしはヒカルの腕をつかんで、引き止めた。


「イヤだよ!あたし、ヒカルのことが好きなのに・・・!あたしを一人ぼっちにしないで・・・!」


あたしは泣きながら懇願した。


「ごめん・・・」


ヒカルはあたしの顔を見ずに、あたしの手を振り払った。


「おれは美輝を幸せにできない・・・。おれたちは一緒にいても、幸せにはなれないんだ。

これ以上一緒にいても、辛くなるだけだ。

別れるなら早いほうがいい。傷口が深くなる前に・・・。

分かってくれ・・・」

< 135 / 508 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop