【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
泣いて泣いて泣き続けた。


いくら泣いても心の傷は埋まらなかった。


むしろどんどん深くなっている気がした。



こうして一ヶ月が過ぎたとき、とうとうあたしの涙が枯れた。


あたしはヒカルのことを想って、泣くのをやめた。


そしてあたしは次第に変わり始めた。


ううん、変わろうとした。


あたしではない他の誰かになるために。


最初は、ヒカルを忘れるためだったのだと思う・・・。


何もかもがイヤでしょうがなかった。


何もかもめちゃめちゃにしたくなった。

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