【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
夜の街を一人で歩いていたときだった。


「そこのお嬢さん」


ふいに誰かがあたしを呼び止めた。



あたしは振り返った。


そして一人の男と目が合った。


あたしははっとした。


なぜなら前にもこの男に会ったことがあったからだ。


この男は、あたしを初めて金で買った男。


あたしが初めて援助交際した相手だった。




「やっぱりきみだね。」


男はそう言って、あたしに歩み寄ってきた。


「ずい分と風貌が変わったから、違う子かと思ったよ。

まさかこの街で再び会うとはね。運命と呼んでもかまわないかな?」

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