【完】★LIGHT OF LOVE★１５歳・・・援助交際と運命の恋

翌日、あたしは産婦人科に行き、避妊薬のピルを処方してもらった。


例の山本という男から、避妊のためにピルを飲むように言われたからだった。


ピルのお金は、山本が出してくれた。


違法で働く１６歳の女の子が、客の子供を妊娠して、万が一世間に知られたら困るとでも思ったのだろう。


パン屋のバイトは、来週いっぱいでやめることにした。




奈緒子さんはあたしのことを心配しつづけているようだった。


しかしあたしは奈緒子さんには何も相談しなかったし、援助交際のことも黙っていた。