【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
山本の見込みが当たったのか、あたしには客がよくついた。


売れっ子になるのも、間近だった。


あたしは稼いだ金で、洋服やバッグなどを買って買って買いまくった。


まるで心の奥底にぽっかりと開いた孤独の穴を、物を買うことで埋めて行くように・・・。



「美輝、あんたが買う物について、あたしが言う筋合いはないけど、こんなに買いまくってどうする気?」


奈緒子さんは、あたしが新たな買い物をして、帰ってくるたびにそう言った。


「別にいいでしょ」


あたしは短くそう答えた。


「パン屋のバイトはどうしたの?

最近、いつも夜出かけてるけど、まさか風俗とかで違法に働いてるんじゃないでしょうね?」
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