【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
「あたしがどこで働こうが勝手でしょ。

あたし、もうすぐここ出て、引っ越すから。

そしたら奈緒子さんも、もう面倒なあたしのことなんか、かまわなくてすむでしょ」


「ちょっと美輝、ここを出て行く気なの?」


「奈緒子さんには関係ないでしょ!」



最近、この言葉があたしの口癖になっている。


こんなに世話になっている奈緒子さんに対して、素直になれない自分に腹が立つときもある。


でも所詮、人間は一人ぼっちだ。


奈緒子さんだって他人。奈緒子さんに頼っても、奈緒子さんの迷惑になるだけ・・・。


あたしはあたしの道を、たった一人で歩いていくしかないんだから・・・。




それからほどなくして、あたしは奈緒子さんのアパートを出た。


『お世話になりました』


ただ一言そう書いた紙を残して。



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