【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋

川の流れ

                  ~*~

あたしは寒い冬の夜道を急いでいた。


道路沿いの歩道から、公園の小道に入る。


いくつもの街灯が、ぽつぽつと白い光を投げかけている。


あたしの他に、歩く人は誰もいない。


あたしは公園をつっきって流れる川の上にかかる橋にやってきた。


あたしは立ち止まり、橋から川を見下ろした。


ここは大通りから離れていて静かだったので、あたしの耳にはさらさらと流れる川の音だけが聞こえてくる。


川は流れ流れて、どこか別の街へと下っていく。

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