【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
奈緒子さんは涙を拭くと、あたしの髪をそっとなでた。


まるで小さな子供の世話をする母親のようだった。


「死ななくてよかった・・・」


奈緒子さんはぽつりとそう言った。


それからあたしに布団をかけなおしてくれた。




翌日、あたしは退院した。


携帯電話を見ると、着信がいくつもあった。


山本からだった。


あたしが客の予約をすっぽかしたからだ。

< 177 / 508 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop