【完】★LIGHT OF LOVE★１５歳・・・援助交際と運命の恋

「やめてっていくら泣き叫んでも、やめてくれなかった。毎日、夜になるのが恐ろしかった。


わたしは耐えられなくなって、家を飛び出した。

泊まるところがなくて、ナンパしてきた男のところに泊まった。


宿代は体だった。知らない男に抱かれると、体に染み付いた父親の匂いが薄まるような気がして、少し気が楽になった。


でもそんな生活をつづけてしばらくしてから、体調が悪くなってさ。

休んでも良くならないから、病院に行ったら、妊娠してるって言われたんだ」



「妊娠・・・？」


「うん。もちろん子供の父親は、誰なのか分からなかった。

ナンパしてきた男のうちの誰かだろうけど・・・。


あの頃のわたしは、避妊のこととかよく知らなかった。

男に言われるがままに、一回くらい大丈夫とか言われて、生でやったこともあったし・・・」