【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
奈緒子さんは再び口を開くとこうつづけた。


「わたしが今がんばれるのは、子供たちのためでもあるんだよ。

子供たちのためにも、人のために何かできる仕事をすることが、わたしの使命だと思うからさ・・・」


「奈緒子さんが・・・、そんな辛いことを経験してきたなんて・・・」


あたしは目から溢れる涙をぬぐった。




あたしはこれまでの自分の身勝手さを恥じた。


自分だけが苦しくて、


自分だけが悲しくて、


自分だけが孤独で、


自分だけが不幸だと思い込んでいた。


あたしは何て、自分勝手だったんだろう・・・。


あたしも奈緒子さんみたいに、もっと他の人を思いやれる人になりたい・・・。
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