【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
「この仕事をやめたい?本気で言っているのかね?」


あたしの意思を告げたとき、山本は明らかに不機嫌な顔をした。


「はい」


あたしはうなずいた。


「きみは、売れっ子なんだ。そう簡単にやめると言われても困る」


 山本は厳しい口調で言った。


「すみません。でもあたしはもう、売春はやりたくないんです」


あたしはきっぱり言い切った。


「わたしがどんなに、きみに期待していたか分かるかね?

これから少なくとも15年間は、きみはトップに君臨しつづける素質がある。


わたしはきみを見込んだのだ。だから給料も十分払ってきたし、避妊薬代やら家賃やら、色々な費用も払ってきた。

一体、何が不満なんだ?」

< 190 / 508 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop