【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
「あたしはただ・・・、もうこれ以上自分の体を商売道具にしたくないんです。

それに避妊はしてるけど・・・、万が一妊娠したときのこともありますし・・・」


「万が一のときは、わたしが中絶費用を払おう。それで事は解決する」


「簡単に中絶すれば解決するなんて、言わないで下さい!」


あたしはかっとなった。


奈緒子さんの瞳に浮かんだ深い悲しみがあたしの胸に蘇った。


「ずい分と生意気になったようだね」


山本はため息をついた。


「きみも頭を冷やして考えなさい。

所詮、この世は金で回っている。手に入る大金を、みすみす捨て去るつもりかね?」

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