【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
夕暮れ時。


カフェの仕事の帰り、あたしは久し振りに公園を通って、奈緒子さんのアパートに帰ることにした。


季節は夏。


桜並木は青々とした葉を茂らせている。


公園にかかる橋のところにやってきたとき、あたしの足はほんの少しだけすくんだ。



ここは、あたしがかつて死のうとした場所。


あのとき誰かに助けられなければ、本当に死んでいただろう・・・。


今、こうして生きていて、本当によかったと思う・・・。


生きていなければ、奈緒子さんとも今みたいに姉妹のような関係にはなれなかった。


助けてくれた誰かさん、ありがとう。

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