【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
「かわいい!優奈、ありがとう」


あたしは大喜びでバッグを肩にかけてみた。



「どういたしまして。それね、あたしが作ったんだよ」


優奈が何気なく言った。


「えっ?ほんと?優奈、すごーい!」


「えへへ。気に入ってくれて、よかった!」




優奈からもらったバースデイプレゼント。


あたしがリリカだった頃、あたしはブランド物のバッグをいつくも買った。


そのほとんどは、今ではネットオークションで売ってしまったけれど・・・。


でもどんなに高級な物よりも、友達の気持ちがこもった物ほど、価値のあるものはないと、今のあたし思う。


高級バッグと優奈のバッグ。


どちらを取るかと聞かれれば、あたしは迷わず優奈のバッグを選ぶもの。
< 219 / 508 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop