【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
「良かったら、これ使ってください」


ふいに彼があたしに差し出したのは、一本の傘だった。


「えっ・・・、でもあなたがぬれちゃうじゃないですか」


あたしは言った。


「いえ、いいんです」


彼は言った。


「あなたは大切な物を持っているようですから。ぼくはぬれても構いません。どうぞ使って下さい」


「・・・本当にいいんですか?」


「ええ、もちろん」

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