【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
あたしは小走りでコウさんに電話をかけた。


「もしもし」


コウさんの声が聞こえる。


「もしもし、あたしです。須藤美輝です」


あたしは早口で説明した。


「あたし、今誰かにつけられてて・・・。迷惑かもしれないけど・・・、他に助けを呼べる人がいなくて・・・」


「今、どこですか?」


「公園を出て、薬局のところで路地に入ったところです。・・・キャッ」


あたしは、誰かに腕をぐいとつかまれた。


携帯が手からすべり落ちて、音をたてて道路に落ちた。


あたしは声を上げようとしたが、すぐに口をふさがれてしまった。
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