【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
「この前はありがとうございました。これ、お礼のケーキです」


あたしは少しはにかみながら、コウさんにケーキを手渡した。

「いえ、当然のことをしただけですよ。

もちろん、ケーキは嬉しいですけど。わざわざありがとうございます」


コウさんは嬉しそうに、ケーキを受け取った。


それからあたしたちは、黙ったまま並んで橋の上に立った。


コウさんの黒髪がそよ風に吹かれて、さらりと後ろに流れる。


その様子があまりにきれいで、あたしは思わず見入ってしまう。


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