【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
「優奈はいつも親がかまってくれてるっていうのかな。愛されてるんだなって思った」


あたしはつづけた。


「あたしには父親がいなかったし、母親からはいつも無視されてた。


一度もかまってくれたことなんかなかった。


でも優奈は優奈で、色々悩みを抱えていたんだよね」


「美輝・・・」


「優奈にはね、本当の友達でいたいから言うよ。


あたしのこれまでの生活って、全然普通じゃなかったの。


家出したり、初恋の人に乱暴されたり、お金のために援交したり。


好きな人とも、援助交際のこととかですれ違って、別れちゃったの。


でもね、あたしは同情されたくて、こんな話しを優奈にするんじゃないよ。


ただ・・・優奈のこと、友達として大好きだから、優奈にもちゃんとあたしのことを知っておいてほしいって思ったの・・・」

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