【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
「須藤喜美子はあたしの母です」


あたしは言った。


「母の日記帳のなかにあなたと写っている写真がありました。


そしてあなたが書いた手紙も。


あなたは母とどういう関係だったんですか?」


「きみに話すことではない」


崎本はあたしから目をそむけた。


「いいえ、あなたは話す必要があります。


なぜなら・・・あなたが母と別れたとき、母のおなかのなかにいた子供は、あたしだから・・・。


母はあなたが送ったお金を中絶費用に使わなかったんです。


あなたは子供を始末して、もう終わったことだと思っている。


でもそうじゃないんです・・・」

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