【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
「そんな・・・。あなたは勝手すぎます。

妊娠している母を捨てて、自分だけがのうのうと生きるなんて・・・」


「分かっている・・・。


だからこそ、わたしも辛かった。

何度も後悔した。


わたしの人生は後悔だらけだ。


父の会社は倒産し、わたしは貧乏人に成り下がった。


惨めなもんだ。


それから売春事業を始め、今度は警察に捕まった・・・」


「自業自得です。母のほうが、あなたの何倍も辛かったはずです」


あたしはズバリ言い切った。


母の日記帳を読んで以来、母の心の痛みが自分のことのように、ひしひしと感じられていたから・・・。
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