【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
「母はあたしを一人で育てられずに、悩んでいました。


あなたに傷つけられて、苦しんでいました。


あなたが母を捨てなければ、こんなことにはならなかったのに・・・」



あたしの脳裏に実現しなかった幻の家族の姿が浮かび上がった。


母と崎本とあたしの3人で夕食を囲んでいる姿。


3人でどこかを散歩している様子・・・。


もしも崎本があたしの母を捨てなければ・・・。


もしもおなかのなかにいたあたしを捨てなければ・・・。


あたしはこの人を、お父さんと呼んでいたかもしれない・・・。

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