【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
きみとこの街で再会したときは、運命だと思った。


きみを売春組織に誘ったのは、第一にわたしがきみと一緒にいたかったからだ。


あの人のかわりとして、きみをそばに置いておきたかった・・・。


だからきみが去ったとき、わたしはひどく落ち込んだ・・・」


「あなたは・・・どこまでも勝手すぎます・・・」


あたしは目に涙をためて言った。


「あたしは母ではありません・・・。


かわりになんてなれないんです・・・。


最後まで母は寂しい人でした。


愛を求めて、さまよっていた。


いつも誰かにすがろうとしていた。


せめて死んでしまった母のために、一言謝って下さい・・・」


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