【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
ヒカルはあたしの手を取り、あたしを立たせた。


それからヒカルはあたしを連れて玄関に行き、あたしの靴が見当たらなかったので、かわりにその辺にあったスリッパを履くようにうながした。


それもそのはず。


ここに来たとき、あたしは、はだしで家を飛び出してきたのだから・・・。




「太一に見られないかな・・・」


あたしは不安でたまらなかった。


「大丈夫。さぁ、行こう」


ヒカルはあたしの手を引っ張って、アパートの階段をかけ下りた。


そしてアパートの前に止めていたバイクの後ろにあたしを乗せた。


あたしの脳裏に、太一のバイクに乗って、ここにやって来たときのことが浮かんだ。


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