【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
「まぁ、一部屋空いてるから、泊めるスペースはあるけど・・・。とにかく上がって」
 


あたしはヒカルと一緒に、その女の人の部屋に入った。


部屋の中は、少し化粧品のにおいがした。


窓辺にはオレンジ色の花模様のカーテンが下がっている。


女の人はあたしとヒカルを椅子に座らせた。


それからジュースを出してくれた。



「奈緒子さん、ビールないの?」


ヒカルが期待を込めてたずねた。


「何、バカ言ってんのよ。未成年に酒飲まして、そのまま飲酒運転させたら、わたしまで警察に罰金払わされかねないんだからね」

女の人が呆れ顔で言った。


「はいはい、冗談だよ」


「ところでヒカル、この子をここに連れて来たいきさつを教えてくれない?」

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