【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
あたしがリリカになる前、


つまりあたしがまだ美輝という名前で呼ばれていた頃、


あたしはさびれた小さな田舎町に住んでいた。



あたしの家は、まるでウサギ小屋みたいに、狭くてぼろい家だった。


家にはテレビもラジオもなくて、冬になると隙間風がひどかった。


あたしには父親はいなかった。


いるのは、母親だけだった。




あたしの母は、男にすがって生きているような女だった。


家には常に母の男がいて、そいつはしばらくすると、別の男に変わっていた。


あたしは母の男たちが嫌いだった。


どの男もろくでなしで、酒ばかり飲んでいるようなやつばかりだった。


あたしの父親も、こんな男たちのうちの一人かと思うと、吐き気がした。




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