【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
あたしたちはそれから毎日のようにデートをした。


ヒカルと一緒にいられる時間は、あたしにとって、とても幸せな時間だった。


あたしはヒカルと付き合うようになって、よく笑うようになった。


それまでは、ほとんど笑ったことなんてなかったけど・・・。


ヒカルの笑顔につられて、あたしまで笑顔になってしまうのかもしれない。





梅雨は終わり、季節は夏を迎えていた。


桜並木は青々とした夏の葉を茂らせている。


もしもあのままあの街にいたら、あたしは今頃何をしていたのかな・・・。


きっとあの最低最悪な母親は、警察に捜索願さえ出していないだろう・・・。


あたしのことなんか忘れて、新しい恋人とイチャイチャしているんだろうな・・・。
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