【完】★LIGHT OF LOVE★１５歳・・・援助交際と運命の恋

まっ、いいや。


あんな母親のことなんか、忘れてしまおうっと・・・。


今のあたしには、ヒカルがいる。


あたしは一人じゃない。




あたしはパン屋でアルバイトを始めた。


奈緒子さんは気にしていないようだけど、何ヶ月も奈緒子さんのところで居候の身というのは悪い気がする。


少しは自分で稼げるようになりたい。


そして奈緒子さんに部屋代を払おうっと。




パン屋のアルバイトは、とりわけ楽しいわけではなかったけれど、仕事中はただ無心でいられることが、あたしは嬉しかった。