【完】★LIGHT OF LOVE★15歳・・・援助交際と運命の恋
ヒカルはあたしの耳元に口を近付けて、こうささやいた。


「美輝のこと、すごい大事だからさ・・・、その場の勢いとかじゃなくて・・・。

どこか特別な場所で、特別なときまで待ちたいんだ。

だからそのときが来るまで・・・、美輝は待っても構わないかな・・・?」




自分の体を快楽の道具として、売り物にしてきたヒカルだからこそ、出てきた言葉なのかもしれない。


あたしを大事にしてくれようとするヒカルの気持ち。


今、この場で簡単に一線を越えることはできる。


でも好きだから待つというのも、大きな愛なのだと思う。


それがヒカルの想い。


あたしはヒカルの言葉を受け止め、うなずいた。




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