好き?



「ごめん李亜。私…」

「お願い!このとおり!」




チクン。

胸が痛んだ。


李亜に隠し事を、それもさとしさんが好きだという隠し事をしてるから、このとおりなんて言われたら・・・




「…。わかったよ…。」




そう答えるしかないじゃない。

李亜はぱーっと笑顔になった。

そう喜ばれると、ますます胸が痛む。


やめてよ。
私が悪いのに。
ありがとうなんて、言わないで。




「ありがとう、それじゃあ誘ってみるね!凛の相手は、さとしの友達だから!」

「うん…」






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