好き?
支えてくれる人と、強引な人。
第8話
次の日は、ずっと寝ているつもりだった。
学校が休みなこともあり、昨日疲れたと理由もあり、
でも、目が覚めてしまった。
正確には、覚まさせられてしまったのだ。
メールの着信によって。
「ん・・・ん~?誰よ、も~・・・こんな時間に・・・」
こんな時間といっても、朝起きるのには適する時間で、時計を見てみると、もう8時を回っていた。
「李亜・・・?今日なんかあったっけ・・・」
めったにメールをしない私に、李亜も理解していて、めったに送ってこない。
そしていつもメールが来るのは李亜からで、今日もそうだった。
私はメールの内容を見る。
―ねえ凛聞いて!―
最初の文を見るなり、私はなにかいい事があったんだなと直感した。
さらに私は下にスクロールし、読み進める。
―昨日ね、さとしとファーストキスしちゃった―
「うそ・・・」
さらに下にもなにか文字があったが、私は深い絶望感に襲われ、見ることができなかった。
否、見るきがおきなかった。
頭が真っ白になる。
こんな絶望感におそわれたのは、別れた時以来、それ以上かもしれない。
もし李亜の彼氏が違う人ならば、多少のむかつきはあったかもしれないが、
なんだよ、のろけ?
と笑うことができた。
しかし李亜の彼氏はさとしさん。
中学時代付き合ってた元彼氏で、今も私の好きな人。
他の人、それも親友の李亜とキスをしたという事実が受け入れられなかった。
私はなんとなく着替えて、外に出ようとした。
「凛?あんた昨日も出かけに行ったじゃない。いったいどこに行くの?」
お母さんの声が聞こえたけど、返事をする気にはなれない。
声を出そうと思っても、口が開かない。
「ちょっと凛!?凛・・・!」
私はお母さんを無視して、家を出た。
きっと帰ってきたらこっぴどく怒られる。
そんなことは容易に予想できたが、やっぱり口を開く気にはなれなかった。
そんな時、また、携帯から音楽が流れた。
次の日は、ずっと寝ているつもりだった。
学校が休みなこともあり、昨日疲れたと理由もあり、
でも、目が覚めてしまった。
正確には、覚まさせられてしまったのだ。
メールの着信によって。
「ん・・・ん~?誰よ、も~・・・こんな時間に・・・」
こんな時間といっても、朝起きるのには適する時間で、時計を見てみると、もう8時を回っていた。
「李亜・・・?今日なんかあったっけ・・・」
めったにメールをしない私に、李亜も理解していて、めったに送ってこない。
そしていつもメールが来るのは李亜からで、今日もそうだった。
私はメールの内容を見る。
―ねえ凛聞いて!―
最初の文を見るなり、私はなにかいい事があったんだなと直感した。
さらに私は下にスクロールし、読み進める。
―昨日ね、さとしとファーストキスしちゃった―
「うそ・・・」
さらに下にもなにか文字があったが、私は深い絶望感に襲われ、見ることができなかった。
否、見るきがおきなかった。
頭が真っ白になる。
こんな絶望感におそわれたのは、別れた時以来、それ以上かもしれない。
もし李亜の彼氏が違う人ならば、多少のむかつきはあったかもしれないが、
なんだよ、のろけ?
と笑うことができた。
しかし李亜の彼氏はさとしさん。
中学時代付き合ってた元彼氏で、今も私の好きな人。
他の人、それも親友の李亜とキスをしたという事実が受け入れられなかった。
私はなんとなく着替えて、外に出ようとした。
「凛?あんた昨日も出かけに行ったじゃない。いったいどこに行くの?」
お母さんの声が聞こえたけど、返事をする気にはなれない。
声を出そうと思っても、口が開かない。
「ちょっと凛!?凛・・・!」
私はお母さんを無視して、家を出た。
きっと帰ってきたらこっぴどく怒られる。
そんなことは容易に予想できたが、やっぱり口を開く気にはなれなかった。
そんな時、また、携帯から音楽が流れた。