好き?
家に帰ると、お母さんが待ち構えていた。
「凛!あんた遊んでばっかりいて!ちょっとは勉強したらどうなの!?」
うるさい。
その言葉以外、見つかるだろうか。
こっちはいろいろと疲れているのに。
普通のお母さんだったら、私だって、相談できたかもしれないのに。
こんなお母さんだから…。
いや、こんなお母さんというのは失礼だろうか。
仮にも自分を生んでくれた人。
こういう風に考えられるうちは、まだ私は冷静だと思う。
「ちょっと凛!?」
お母さんを無視して、自分の部屋に行く。
「疲れた…」
私は着替えずに、そのままベットに倒れこみ、眠った。