不真面目日記
「山田と高木が裏方回っちゃったらホストクラブにならないじゃん!」
俺が説得しようとすると、根元が笑顔で俺の肩に手を乗せてきた。
さすが根元。
黙ってれば爽やかだ。
「大丈夫。俺らがいるだろ!」
「……」
本当…黙ってれば、だけどね…。
女子達はもう話し合いが終了したようで、4人がいつの間にかこっちに来ていた。
春紀が顔を輝かせて、さらりとちょっとひどいことを言った。
「根元って黙ってればかっこいいもんね!山村もよく見るとかっこよかったりするし」
そこに捺月がトドメを刺してきた。
「でもさ、根元はウザいし山村は地味だよね。存在感がないっていうか…」
「……」
「……」
キツーいお言葉に俺も根元も黙ってしまった。