不真面目日記



…‥まぁ、楽しいからいいんだけどね。


うちらが真面目に授業受けた方が怖いし。


でも、私はこいつらの中では真面目な方だと思う。


「どこがだよ、ノートに落書きしてるだけじゃねーか。しかも、けっこう上手いし」


いつの間にか、起きた山田君が私の独り言につっこんだ。


「いつも、寝ることにしかできない山田君に言われたくないんだけど―」


「あ"ぁ?俺は睡眠学習してんだよ。」


「だけど、頭悪いじゃん。睡眠学習言ってれば頭よく見えると思ってんの、バカの山田のクセに。」


「黙れ、うっさい。」


「なんだとォォ─!!」


「ストォォッ──プ!!」


ケンカがひどくなりそうな私達を捺月が止めた。



< 5 / 173 >

この作品をシェア

pagetop