不真面目日記
まず最初の客。

高校生の女2人か…余裕だな


「いらっしゃいませ」

めっちゃ、笑顔で言ってみた


「「キャー!高校生ですか?」」

なんだって良いだろ…
まあ、給料のためだ。


「はい!高校1年生ですッ!」


「本当ですか!アド交換しません?」

んだ?こいつら…
めんどくさい奴らだな。


「仕事中なんでまた今度」


「ちっ、ぢゃあまた来るね」


舌打ちしやがったぞ!!!
一生来るんじゃねぇ!
じゃなかった。
客増やさなきゃ。


「はい。ぜひ来て下さい!ありがとうございました」


めんどくさい奴らは、帰って行った。


次の客…


また高校生かよ。
でも今度は、男だ。
ならとっとと終わらせよう。
男が俺を好きになるはずねぇし。


「いらっしゃいませ」
今度は、クールに言ってみた。

なんか、視線を感じるんだよなぁ…
この男、俺のこと見てんじゃねぇの?
俺は、顔を上げてみた。


「・・・」


「・・・」


やばい!俺コイツ知ってんだけど…


「山田!!!なんでこんなとこにいるの?奇遇だね。俺も今日からここでバイトするんだ!」


えぇぇ!!!!!
高木もバイト?


「まじかよ」


「うん。マジだよ」


「おお!高木くん!君達知り合いか?じゃあ、高木君も一緒にレジやっといて」


はあ?
同じレジでやるのかよ…

「はい!」

そこ返事するなよ…
って事で俺らは、一緒にバイトすることになった…
最悪だよ…


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