灰色のセカイ


ぼくはいつも歩いて帰る


行きは電車で6駅乗りバスで10分かかる


家に着くのは7時くらいになる

帰り道にはいろんなものが見える

例えば
少女と少年がボールで遊んでる
道路付近で楽しそうにしてるけどこの時間は帰宅ラッシュで危ない
それを教えると

「そんなの分かってるよ、うるさいなおじさんは」

て言われた
おじさんて言われた事にショックを受けてそれからはなにも言わず心配しながら見てる


例えば
病院の前にいつもいる白猫に猫に会った。

てことは
一ノ助さんもいるのかな
と冗談に思いながら白猫を撫でてたら
「やあ、(中略)」
と本当に一ノ助が現れた

一体何者なの?
と思いながら一ノ助さんと白猫と病院へ行った

ちなみに白猫は一ノ助の猫じゃないらしい
飼ってくれ
と言われたけど
生憎、ぼくはアパート住まいでペット禁止だ

けれど大家さんは犬を飼ってる
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