職場内恋愛
「へぇ~…
今日、デートだったんだ。
ま、知ってたけどね」
『おっ…お前っ…なんでこんなとこにいるんだよ?!』
ドアのところであぐらをかく京地。
いつの間に…
『さっきからずっといたよ。
な?真。
優作、気がつかなかった?』
涼はそう言って笑う。
『ってかさっき、知ってたって…なんで京地が知ってんだよ?』
京地はタバコを吹かすような顔で言う。
「別に~。いろいろあるじゃん」
なんて生意気なんだ…
って…コイツに情報流すのって…
「残念でした。
涼ちゃんが情報元じゃ、ありません」
コノヤロー…!!
京地め、お前はどれだけ俺の考えを読むんだ。