職場内恋愛
「お久しぶりです、涼さん」
あれから野外学習はあっという間に終わった。
とくに問題も起きず、教師としての初野外学習は満足に終わった。
そして今日は久々に学校に出勤。
1時間目が始まり、秘密の場所へ行った。
そうすると涼さんがいて。
と、言ってもいるのが分かってたから来たんだけど。
『おー!奈々ちゃん!
聞いたよ~!優作から。
良かったね。アイツも相当喜んでたけど。』
涼さんはふぅーとタバコの煙を吐き出した。
「ありがとうございます。
それで、あの…1つ、お願いがあるんですけど聞いてもらえますか?」
涼さんの隣に立つ。
『どうぞ。
俺で力になれるのなら。』
そんな涼さんの言葉に甘え、私は言う。
「美優さんの居場所…教えてくれませんか―――………」