職場内恋愛
第7章
嫉妬
「な~んだ。
うまくいったんだ~」
なぜか残念そうな京地。
『なんだよ?
お前的に別れてほしかったのか?』
俺は煙を吐き出す。
もちろんここは秘密の場所。
今、ここには俺と京地以外に涼もいる。
その涼は端のほうで隠れて笑っていた。
「そういうワケじゃないけどさ~
なんて言うの?
面白みがない、みたいな?」
人の恋愛におもしろさを求めんな、アホ。
『自分の方はどうなんだよ?』
え?と、動揺する京地。
ウケる。
自分のことは何も喋らない気か?京地。
そんなの俺は許さねぇよ?